ニットカフェへの私の思い

 かつて衣服が安価に手に入らなかった時代、一度編んだセーターを編みほどき、また違うものを

 

作り上げるという。。”編み物” は始末しながらも豊かに生活していく上での一つの手段であった

 

わけです。なので、現代のように溢れんばかりの楽しい趣味がない時代には

 

一本の毛糸から、身に着けるものを生み出すということは、趣味と実益を兼ね備えたとても

 

楽しい作業だったといえます。ということから、ほとんどの女性は編み物を経験し、毛糸はいつも

 

身近にある存在でした。

 

 

しかし、現代では安価でデザイン性にもすぐれた既製服は、ショップでもネットでも即購入できてし

 

まうわけで。。。それだけが原因ではないにせよ、便利な時代になるとともに、編み物をする人口は

 

かなり減少していってるというのが事実です。

 

母の横で毛糸をいじりながら、見様見真似で教えてもらう。。という経験も今の若い人は

 

少なくなってしまい、毛糸に触れるということすら無いという人も多いのではないでしょうか?

 

この近年、手芸店でも(16年勤務しておりました)毛糸の売れ行きは

 

かなりの減少傾向にあったことを身に染みて実感してきました。

 

 

これはある意味、危機的な状況ではないかと思っております。

 

 

それでもデザイン性の優れた毛糸のキット等は手作り好きな女子には、結構人気が高いようで

 

編み物をしたいという人の潜在人口はかなりあるような気もしています。

 

 

 

 

実際、毛糸と編み図のセットを買ってみたのはいいけれど

 

実際編んでみようとすると、解説を見ても動画を見てもピンとこない。。わからない。。

 

そこで誰かに教えてもらいたいけど、誰に聞いてよいかわからない。。等々

 

そのような人たちのニーズに合わせてアドバイスさせてもらいながら

 

作品を完成させて達成感を味わってもらい

 

編み物の楽しさを少しでもたくさんの人に知ってもらいたい!

 

こういう気持ちが高まってきたのが

 

”ゆうまりニットカフェ”を始めた由来であります

 

 

気軽にわからないところを聞ける人がいる

 

自分の編みたい作品に寄り添ってくれる

 

従来の教室のように月謝制でなく、一回きりでもOK

 

自分の都合に合わせて好きな時間に参加できる

 

自分で編んだ作品を他の仲間に見せ合ったりして楽しみを共有できる

 

 

指先を動かすということで、脳に刺激を与えたり

 

また何も考えずにひたすら針を動かすことで

 

日常の雑多な思いから離れ、癒しの時間を手に入れることもできます

 

一人で家で編むということも楽しいですが

 

同じ趣味を持った仲間と出会える場所があるということは

 

人生において楽しい時間が増えることは間違いないと思います

 

 

”こんな編み物教室を探していた!”

 

と言われるように、編み物をしたい人の心にいつも寄り添って

 

作品を作るお手伝いができればと願っております